豊かな自然と田園風景、白壁と赤瓦の家屋が立ち並ぶ情緒あふれる東広島市は広島県の中央に位置します。広島大学、広島国際大学、近畿大学工学部、エリザベド音楽大学(西条学舎)が立地しており、最先端の産業技術を誇る官民の研究開発機関や企業が集積し、留学生が多く居住するほか、JICAの地方拠点、外資系企業も有することから、教育・国際学術研究都市として発展を続けています。
4つのICに加え八本松ICの設置への準備が進んでいる山陽自動車道、南北を走る東広島呉道路、山陽新幹線の東広島駅、JR山陽本線が東西に横断していることから交通利便性が高いことも特徴です。
日本三大名醸地のひとつとされる酒都西条の酒造施設群は日本の20世紀遺産20選に選定されており、10月に開催される酒まつりには、毎年25万人もの人で賑わいます。また市内各地の特性を活かした音楽祭、花火大会、アクアフェスタ、マーケット、お祭りなども年間を通して開催されます。
国指定重要文化財である竹林寺や旧木原家住宅、国指定史跡の三ツ城古墳・安芸国分寺跡・鏡山城跡など固有の貴重な歴史・文化資産も数多く点在し、東広島芸術文化ホールやリニューアルされる東広島市立美術館などを拠点とした芸術文化活動も盛んです。
このように伝統と新しさが隣り合うまちとして、これからも人や自然に「やさしい未来都市 東広島」を掲げ、さまざまな取り組みを推進している市です。

海田町は、広島市の東部に位置し、町の西側には海田湾が開け、北側と東西は300~600mのなだらかな山々に囲まれています。標高345mの日浦山は、1時間ほどのハイキングで大展望台のある山頂に立て、広島湾・広島市街・町を囲む山々の絶景を楽しむことができることから老若男女問わず人気の山です。
江戸時代から交通の要衝、西国街道の宿場町として栄えた海田町の歴史を感じることができる旧千葉家住宅の庭園は広島県名勝に指定されています。これに隣接し、2020年春に開所の公民館と日本人初の金メダリストである織田幹雄氏を顕彰する記念館の複合施設である「織田幹雄スクエア」は、新たな町の名所となっています。
町内には陸上自衛隊海田駐屯地も所在。一般公開や演習見学、地域ボランティアなど年間を通して地域住民との交流行事などを行っています。また、面積13.79km²に約3万人が暮らすとてもコンパクトな町の中にはスーパーが7店舗、総合公園の設備などの充実も予定されており生活利便性の向上と暮らしやすい町を目指し「赤ちゃんが生まれるまち」としての取り組みも積極的に進めています。

江戸時代末期から伝わる筆の製造を中心として筆の都として栄え、現在も全国の筆の生産量の大部分を占めています。書道筆だけでなく、画筆、近年日本のみならず海外からも高い評価を受けている化粧筆などさまざまな筆があり、私の長男・長女の誕生記念としても作成してもらった赤ちゃんの初めての髪で作る胎毛筆などがあります。
秋分の日に開催される「筆まつり」は毎年約5万人の来場者が訪れ、筆の市、役割を終えた筆を納める筆供養、巨大な筆で20畳の大きさの布に一気に書を書き上げる圧巻の大作席書など他にないイベントを楽しむことができます。
また、筆の博物館である「筆の里工房」には毎年多くの方が訪れ、展示のほかにも、筆づくりをはじめとした様々な体験もでき、熊野町の筆の伝統と文化に触れることができます。
町内に新設される防災センターは、災害時には避難場所として有効的に機能し、平常時には公民館として地域の人々が日常的に利用できます。西日本豪雨災害の教訓を踏まえ乳幼児世帯専用避難スペースやペット同伴避難エリアを確保するなど、多様な価値観を受けとめる機能・デザイン・規模を兼ねそろえた先鋭的な施設となる予定です。

四方を広島市に囲まれた府中町は、日本の数ある町村のなかで人口が1番多い約5万人を誇る町です。自動車メーカーのマツダ本社もあり、自動車関連の会社も多く、広島県の自動車産業中心地の1つとなっています。
その立地から、町内には大型商業施設などの利便性の高い施設を備える一方、緑豊かな「水分峡森林公園」や本格的なフィールドアスレチックなどで遊べる「空城山公園」など町内には大小合わせて55カ所も公園があります。
また府中という名が示すように、かつて国府が置かれていた町であり、歴史的・伝統的な場所が多く残されていることも魅力です。その場所の1つ、神武天皇ゆかりの地「多家神社」は日本遺産の認定を目指しています。
こうした府中町では、現在、子育て世代を中心に誰もが住みやすい町を目指し、コミュニティバスの充実などの生活利便向上や子育て世代に寄り添う町独自の子育て支援などを積極的に行っています。

■府中町の環境を紹介したPRアニメ「夢中に幸せ、府中町」を動画サイトで公開中!
原画:田中宏(漫画家、同町出身) 音楽:緑黄色社会「幸せ」
https://www.youtube.com/watch?v=vSD1z1DkPts

瀬戸内海に面した潮の香漂う坂町は、JR呉線、広島呉道路(クレアライン)、海田大橋(ひろしまベイブリッジ)、国道31号により、広島市及び呉市の中心市街地へのアクセスがとても便利でありながら、海と山の豊かな自然環境に恵まれた町です。また、広島の名産である牡蠣の養殖も行われています。
坂町には、西日本最大級の人工海浜「ベイサイドビーチ坂」、梅や桜などお花見を楽しめる「横浜公園」、海や山を満喫できる公園をネットワーク化した「ウォーキングトレイル」や「ふるさと自然の道」など、楽しめるスポットがたくさんあります。
老若男女が交流できるイベントを多数開催しており、全国各地から毎年1,500名以上が参加する「広島ベイマラソン大会」や「坂町悠々健康ウオーキング大会」など、町には活気が溢れています。
坂町は、まちの将来像である「自然に恵まれた健康で文化的なすみよいまち」の実現を目指しています。

安芸区は広島市を構成する8つの行政区の一つで、広島市の東部に位置し、安芸郡4町(府中町、海田町、熊野町、坂町)と隣接しています。
区を構成する地区は、国道2号に沿って自動車や食品関係の工場が建ち並び、山間部の田園風景や昔ながらの住宅地に加え、大規模住宅団地が整備された瀬野川地区、面積の大部分が山林と農地で占められ、静かな佇まいと農業振興地域の営みを見せる阿戸地区、海田湾に面して工業地区が形成され、山地部寄りに住宅地が密集する船越地区、同湾に面した平地部に住宅が密集し、丘陵部に大小の住宅団地、国道31号沿いに工業団地を有する矢野地区に分かれ、各々が個性豊かな街並みを形成しています。
東広島市から海田湾にかけて注ぐ瀬野川の河川敷には、ジョギングや家族連れで散歩を楽しむ方々の姿も多く、川沿いには桜、ボランティアや住民によって整備された芝桜が美しく咲き誇ります。図書館、文化センター、スポーツセンターも区の施設としてあり、交通・生活利便性・閑静な街並みと自然に恵まれた活力の溢れる区です。

山々と田園に囲まれた大和町は、沼田川、芦田川、江ノ川の源流域で豊富な水源とヒョウモンモドキ(チョウ/絶滅危惧種)の生息地があるなど貴重な自然環境が残っています。
昭和44年に完成した椋梨ダムによってできた「白竜湖」では、春は花火大会と湖畔に並ぶ1200本の桜が彩り、夏には町内各地で自然のホタルが鑑賞できます。周辺には産直市場、釣りやパークゴルフが楽しめる広場や、屋外・屋内で様々なスポーツができる広大なスポーツ・レクリエーション施設もあります。
農業が主な産業であり、果樹の栽培や観光農園が盛んで、特産物の大和桃には、日本一大きな阿部白桃があります。また,米の新たな消費形態として米粉用米の生産にも力を入れています。
錦鯉の養殖が盛んで「全日本総合錦鯉品評会」で通算11回の優勝に輝くなど全国的な名産地として知られます。また、広島空港直結の広島中央フライトロードの整備により広島県の北の玄関口として観光・臨空型産業・工業の集積にも期待されています。